dragan2006-12-14


 メキシコは中南米に位置するW杯の常連国だが、ゴールキーパーに関しても名選手を輩出する国として知られている。W杯史上初めて5大会に出場したアントニオ・カルバハル、地元開催の86年大会ベスト8の立役者パブロ・ラリオス、そして、アカプルコ出身で90年代に特異なキャラクターで世界を沸かせたホルヘ・カンポス。さらに2006年大会ではオズワルド・サンチェスが素晴らしいゴールキーピングを見せてくれた。

 このオチョアも21歳と若い選手だが、この年代にしては経験は豊富だ。U−20代表のキャプテンを務め、CONCACAFゴールドカップ2005からはフル代表にも招集される。そして同年12月にはついに国際親善試合のハンガリー戦で代表デビューを飾った。また出場機会こそなかったが2006年のW杯最終登録メンバー入りも果たし、国内の名門クラブ・アメリカでは生え抜きとしてプレーしており、2006クラブワールドカップにも出場している。
 
 プレーに関する最大の特徴は、一言でいうと「沈着冷静」。年齢を感じさせない落ち着いたプレーでピンチを防ぐ。